夏はこれからだ!
ヒグッチー
こんにちは、【新潟市の印刷・WEB・企画のなんでも屋】ウィザップ制作部のヒグチです。
日々の愚痴を綴るブログ「グチブロ」にようこそ。
お盆休み明け初っ端に似つかわしくない話題ですが、ジブリ鈴木Pの高畑勲監督に関する告白がかなり衝撃的で各所で話題になっていました。
【昨日の話題記事】
第1位:「なぜ高畑勲さんともう映画を作りたくなかったか」――鈴木敏夫が語る高畑勲 #1 #鈴木敏夫 #高畑勲https://t.co/4nj0KmeSHe— 文春オンライン[文藝春秋] (@bunshun_online) 2018年8月11日
詳細はリンク先からご一読を(♯3まであります)。
高畑勲、壮絶。宮崎駿どころの話じゃなかったんだな。高畑は次々とスタッフを潰し、ついにはジブリ自体まで危うくさせた。しかしジブリ作品を見たMOMAが「一本だけ図抜けた作品がある。永久収蔵品に加えたい」と申し出たのは、高畑の『となりの山田くん』だった。 https://t.co/sm6Lg1WRkq
— ジロウ (@jiro6663) 2018年8月10日
文春の鈴木敏夫が高畑勲を語ったインタビュー、Part1、Part2と高畑勲のものすごいブラックな話てんこ盛りで夫と「ヤベェ…」と言っていたのだけれど、今日の12時に公開されたPart3は止めを刺す凄まじさだった…。https://t.co/eVrIjCC0dR
— hiromi (@saybunbun) 2018年8月12日
伝説の編集者、新潮社・新田常務(当時)の高畑評がすごい。「松本清張や柴田錬三郎、安部公房、いろんな作家と付き合ってきたけど、あんな人はいなかった。高畑さんと比べたら、みんなまともに見える」
――鈴木敏夫が語る高畑勲 #3 #鈴木敏夫 #高畑勲 https://t.co/OgZFMbNIzv— 大森望 (@nzm) 2018年8月12日
よく作家の人格と作品は別ものと言うけど、その通りだと思う。高畑サンは最高にひどい人かもしれないけど、作品は最高に素晴らしい。/「緊張の糸は、高畑さんが亡くなってもほどけない」――鈴木敏夫が語る高畑勲 #3 #鈴木敏夫 #高畑勲 https://t.co/iAsOhV0WXw
— 指南役 (@cynanyc) 2018年8月13日
「問題は作り方なんです。まわりの人間を尊重するということがない人なんで、スタッフがみんなボロボロになるんですよ。おまけに、ジブリはこうやって作るんだという、これまで培ってきたスタイルにまで手をつける。そうすると会社が滅茶苦茶になっちゃうんです」 https://t.co/PGt37lNvKv
— シネフィルDVD (@cinefilDVD) 2018年8月10日
さらっと書いてるけど地獄だし、美談っぽいけど、鈴木って人も若いのを人身御供に差し出して、逃げきってるよな。
「高畑勲監督解任を提言したあのころ」――鈴木敏夫が語る高畑勲 #2 #鈴木敏夫 #高畑勲 https://t.co/LQWyRI6dOI— 中野古着屋LITTLE BIRD (@littlebird_song) 2018年8月11日
高畑さんの突き詰めた仕事ぶりと壊れていく周囲の人々。
その代償としてのMoMA(ニューヨーク近代美術館)からも高く評価される作品性。
鈴木さん側からの一方的な視点からというのは差し引いて見るべきでしょうが、高畑さんの狂人ぶりがすさまじい。
自分が納得する「いい作品」を作るという一貫した姿勢…
と言えば聞こえはいいですが、そのためには納期も予算も周囲の人間のことも度外視ですからね。
規模も中身も違い過ぎますが、同じように何かをクリエイトする仕事をしている人間としては、その姿勢には共感と非共感がせめぎ合います。
「いいものを作ろう」
ってのは作り手側にはある意味、悪魔の言葉です。
「お客さんに自分の納得していないものは出せないでしょう?」
「70点じゃなくて、100点のものを作ろうよ」
なんて風に言われたら、作り手はやらざるを得ません。
ただ予算、納期、作り手側の体制が限られている中でのそれは破滅と紙一重。
そこを振り切れるだけの人が後世に名を残すのでしょうか。
高畑監督の仕事ぶりが是か否かはわかりません。
ただ、周囲の人々を不幸にしてまでやって得られた富や名声に価値があるのかはいささか疑問です。
一方でその才能を評価し、彼の周りに人や仕事が舞い込んできていたのも事実。
そんななか、明日の金曜ロードショーは「となりのトトロ」ですってよ、奥さん。
夏はジブリ!