20年以上前のパスワード
エックス
どうもエックスこと岩澤です。
そう思える人はなかなかいないかもしれません。
私の世代は親の仕事を見て、仕事は厳しいもの、生活するために嫌でも耐えてやるもの、仕事と遊びは別物という考えが一般的でした。
ただ、私が知っているマーケティングの先生は、この本でも著者が指南されているように、みんな次のことを同じように言います。
それは、仕事を楽しまなきゃダメだよ、遊びのような仕事、好きなことを仕事にする。
そんなことは無理だよと思ったら、今の仕事に楽しさを見い出す工夫をしてみる。
ゲーミフィケーションはそれを実行するためのいい手段だと思います。
仕事をゲームにしてみた結果!! 社員のやる気をMAXにさせた、ゲーミフィケーションの活用法
永嶋 信晴著
本文より引用
『社員のやる気を引き出すには 、精神論や根性論 、ノルマで縛るよりも 、上からの強制と感じさせないような工夫が必要になってきます 。
ゲ ーミフィケ ーションの三つの要素である 「課題 」 「報酬 」 「交流 」の循環がうまく軌道に乗れば 、社員自ら積極的に仕事に取組み 、楽しく風通しがよい職場環境を手に入れることができる 。
大人になると忘れてしまいがちですが 、子供は平凡で面白くないこともうまくゲ ーム化し 、楽しく夢中にするための創造力を持っています 。』
確かに子供の頃の楽しかったことは今でも忘れません。
家からそれほど近くもない池にザリガニを取りに行き、バケツいっぱい取って遊んだこと。
カブトムシを取りに、夜遅くまで我慢して起きて取りに行ったり、逆に朝早く起きてカラスに食べられる前に取りに行ったりしたことなど…。
誰に教えられるわけでもなく、ゲーム感覚で数を競い、時間を競い、いっぱい取りたいから何度も取りに行っていくうちにコツが分かるようになります。
働きやすい環境を作り、仕事を遊びに変えられると、社員は信じられない力を発揮し、会社の業績アップにつながります。
大変な仕事でも、好きなことであったり、やりがいがあったり、仕事に対する見返りがあれば苦になりません。
この本に書かれてある木下藤吉郎の清洲城の石垣補修工事のエピソ ードはなるほどなと思いました。
20日間かかっても一向に捗らない補修工事を木下藤吉郎は3日で終わらせました。
どうやったのか!?
もし城が落ちたら、お前たちの家族も犠牲になると伝え、自分の仕事の目的をきちんと把握させ、自身や周りの人たちにいかに役立つかということを自覚させたのです。
企画した仕事(ゲーム)は、作業員約100人を10グループに分けて、一番早く工事を終わらせたグループに褒美を出しました。
仕事を適当な大きさに分類して、権限と責任を与えて任せ、徹底してやらせることが重要です。
全社員がやらされてる感じを抱く企画ではなく、自分から率先してやる気になるような企画(システム)を考える必要があるんですね。
ゲーミフィケーションはどんな企画を出せるかが一番のポイントです。
積極的に仕事をしたくなる環境を作り出すために、まずは一つ自分自身で企画し、社員が楽しく 、助け合って企業の目標を達成できるゲーミフィケーションを実現できたら面白いなと思いました。
ある意味当社のブログはグループ分けはされていませんが、ゲーミフィケーションの一つだと思います。
それではまた。